バイオリンの演奏において、弓はたいへん重要な道具であり、
弓自体が楽器と言っても過言ではないほどです。

人それぞれ意見は分かれますが、豊田市のミュージックショップリバーではおおよそ本体価格の1/4ぐらいが、
弓の価格の相場になっており、もちろん人によっては「本体価格の半分ぐらいは、弓にかけるべきだ！」などど言われる方もいらっしゃいます。

弓の材料はフェルナンブコという材がもっとも一般的で、
価格の安い弓にはフェルナンブコの代用品として、
ブラジルウッドという材が使われています。
「どの材を使うか」、「切り出し方」、「乾燥年月」など
様々な条件によって作品に差が出ます。

一般的にバイオリンの弓の重さは60g程度ですが、それは量りで量った重さであって、実際に持ってみたとき、演奏してみたときに感じる重さは、
『弓全体のバランス』によって大きく異なります。

また「細いのにそれなりの重みのあるものが良い」 と言われる方もいらっしゃいますが、これは材の密度にも関係があるのではないでしょうか。
材の密度は、弓においてバランス以上に大切な『強さ』に影響します。
良くない材で強度を出そうとすれば、必然的にスティックは太くなり、
良くない材なのに格好ばかり求めて細く作れば、非常に腰の弱い弓になってしまいます。

国内メーカーでは何といっても『杉藤』がもっとも有名で、ポピュラーでしょう。

海外作品においては、
もちろんバイオリン本体と同じくヨーロッパ圏が主流になるのですが、
イタリアの評価がもっとも高いバイオリン本体とは違い、
弓はフランスの作家ものがもっとも評価が高く、価格も高額であるのが標準です。

そんな中、海外の弓において価格と品質がほどよく、
ご紹介できる作品がたいへん豊富なのは、ドイツのものになります。
豊田市のミュージックショップリバーでは3万円台からご紹介できる、本場ドイツ製の弓がございます。